【共生型】第五回:夜間転倒・急変時の対応フロー
- kango42
- 3月12日
- 読了時間: 4分

【高齢者シェアハウス記事】
【目次】
夜間の事故や急変にどう対応するのか

高齢者シェアハウスを検討する際、
多くの方が気にされるのが
「夜間の転倒や急変時にどのように対応するのか」
という点です。
特に高齢者の場合、
夜間のトイレ移動時の転倒や
体調急変が起こる可能性があり、
住まいとして
どのような対応体制があるのかは
重要なポイントになります。
共生型高齢者シェアハウスでは、
介護施設のように
夜間スタッフが常駐する
体制ではありません。
その代わり、
在宅医療・在宅介護の
仕組みを活用しながら、
緊急時に対応できる
体制を整えています。
ここでは、
夜間転倒や急変が起きた場合の
対応フローについて説明します。
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緊急通報体制

夜間に転倒や
体調の異変があった場合、
まずは緊急通報によって
状況を把握します。
入居者が異変を感じた場合には
・携帯電話
・緊急連絡先
・他の入居者への声掛け
などの方法で
管理者または関係者へ
連絡が入る仕組みになっています。
通報があった場合は、
まず状況を確認し、
必要に応じて
訪問看護や主治医など
医療・介護の関係者へ連絡します。
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尼崎市の「命のペンダント」制度

尼崎市では、
高齢者が自宅で安心して
生活できるように
「緊急通報システム(通称:命のペンダント)」
という制度があります。
これは、
首から下げるペンダント型通報装置で
緊急時にボタンを押すことで
通報センターにつながり、
必要に応じて
救急要請や家族への連絡が
行われる仕組みです。
入居者の状況によっては、
このような行政の制度も活用しながら、
安全な生活環境を整えていくことも
検討しています。
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訪問看護オンコール体制

医療的な判断が必要な場合には、
連携している
訪問看護ステーションの
オンコール体制を利用します。
訪問看護では夜間でも電話相談が可能であり
・症状の緊急性
・訪問の必要性
・救急搬送の必要性
などを医療専門職が判断します。
必要に応じて
看護師による緊急訪問や、
主治医への連絡が
行われる場合もあります。
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救急搬送の判断基準

転倒や急変時には、
次のような症状がある場合、
救急搬送を検討します。
転倒時
・意識がもうろうとしている
・頭部を強く打った可能性がある
・骨折の疑いがある
・強い痛みがある
急変時
・呼吸困難
・胸痛
・意識低下
・けいれん
・高熱
高齢者の場合、
症状が急速に悪化する
可能性があるため、
迷った場合には
救急相談窓口や119番通報を
利用することもあります。
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夜間常駐しない理由

共生型高齢者シェアハウスは、
介護施設ではなく「住まい」
として運営されています。
そのため施設のような
夜間常駐スタッフ体制ではなく、
訪問介護や訪問看護などの
在宅サービスと連携した
生活支援を基本としています。
夜間スタッフを常駐させる場合、
人件費が大きく増えるため、
家賃や利用料が高くなり、
入居のハードルが
上がってしまいます。
そのため、
住まいとしての費用を抑えながら
生活を支えるために、
在宅医療・介護の仕組みを
活用した体制を整えています。
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夜間対応の限界

ただし、
夜間常駐がない住まいには
一定の限界もあります。
例えば
・転倒の発見が遅れる可能性
・自力で通報する必要がある
・重度介護の方には適さない場合がある
そのため、
共生型高齢者シェアハウスでは主に
・自立
・要支援
・軽度介護
など、
見守りがあれば
生活できる方を対象としています。
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次回予告
次回は
「夜間対応を踏まえた入居判断の考え方」
について解説します。





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