【共生型】第二回:在宅医療から見た「受け入れ可能ライン」
- kango42
- 2月27日
- 読了時間: 4分
更新日:3月3日

【高齢者シェアハウス記事】
【目次】
自己紹介

はじめまして。
この度、
医療側として連携看護師として
関わらせて頂きます、
訪問看護ステーション咲くやの
管理者の福田美穂です。
まずは、
私の自己紹介をさせて頂きます!
看護師として20年近く、
病院、クリニック、施設、透析
などの現場で経験をしてきました。
その中で子育ての時期に、
訪問看護師の道を選びました。
はや、訪問看護師として
10年が過ぎました。
しかし、
在宅医療は学ぶことが、
まだまだあると感じています。
その理由の1つとして、
難病の方含め、
様々な疾患の利用者様、
ご家族様と出会います。
疾患は同じでも
一人一人、環境や状態が違うため、
ケアをする側として
日々成長は必要と感じているからです。
最期を迎えるときは‥
「施設ではなく在宅で生活したい」
という希望を話される方と
お会いする機会がたくさんあります。
そこの考えに辿り着くまでには
①介護保険を知りたいと思う時
②介護保険利用し介護サービス介入に至る時
③最期を迎える場所を考える時
があります。
医療や介護を必要とする時に、
利用者様と共に咲くやとして
支えていきたいと思って
地域に密着してお手伝いを
していきたいという想いでいます。
咲くやでは、
・認知症カフェの提供
・ケアプランセンター咲くやの関わり
・今年4月から相談支援センターも設立し、障害のある方の相談も受けれるようにしました。
・訪問看護ステーションによる定期巡回
・訪問看護によるリハビリ(作業療法士、理学療法士の介入)
・訪問看護による精神医療
上記の介入をしています。
しかし、
これらだけの外サービスのみでは
在宅生活が1人で不安になった方を
支えられないと思うときがありました。
そんな時にであったのが、
共生型高齢者ホームを
立ち上げようとされていた
豊永さんでした!
今回は、在宅型シェアハウスにおける
“受け入れ可能ライン”
を、現場目線でお伝えします。
美談ではありません。
線引きをはっきりお話しします。
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どの医療依存度まで可能か?

結論から言うと、
医療処置の重さより
「状態の安定性」が重要です。
▼ 在宅で成立しやすいケース
• インスリン自己注射見守り
(回数で調整ができるレベル)
• 胃ろうトラブル少ない
• 在宅酸素低流量安定
• 統合失調症服薬遵守・安定期
重度でも「安定」していれば成立します。
逆に、軽度でも不安定なら難しい。
ここが誤解されやすい部分です。
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夜間オンコールの実情

よく聞かれます。
「夜も看護師は常駐していますか?」
答えは NO です。
私たちは24時間“対応” 体制ですが、
24時間“常駐” ではありません。
夜間の流れ
1. 連絡
2. 電話で状況判断
3. 必要時のみ訪問
4. 救急搬送判断
夜間せん妄が頻回、転倒多発、
不穏が続く場合は在宅では限界があります。
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私が断るケース

明確にあります。
• 吸引が頻回
• 他害リスク強いBPSD
• 夜間徘徊制御不能
• 医療処置が複雑かつ不安定
在宅は“自由” があります。
だからこそ、
生活が回らない状態では支えきれません。
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精神疾患はどこまで可能か?

統合失調症の場合、
可能
• 安定期
• 服薬管理可能
• 他害なし
• 夜間不穏少ない
困難
• 急性期
• 強い妄想・興奮
• 物損・他害
ポイントは「安定」と「自己コントロール」です。
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在宅として成立する重度とは

私はいつもこう考えています。
医療依存度 × 安定性 × 生活力
この3つが揃えば、
重度でも在宅は可能です。
逆にどれかが崩れると、
施設のほうが安全です。
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最後に

在宅型シェアハウスは、
誰でも受け入れる場所
ではありません。
しかし、
「施設しかない」と言われた方でも
成立するケースは確実にあります。
私たちは、感情ではなく、
現場の判断基準で見ています。
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次回予告
紹介前に必ず確認している
“7つのチェック項目” を公開します。
受け入れの裏側を、具体的にお伝えします。





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