【共生型】第四回:集団介護ではなく「個別ケア」を選ぶ理由
- kango42
- 3月7日
- 読了時間: 3分


はじめまして。
ヘルパーステーションのぼりん
代表の昇大作(のぼりだいさく)
と申します。
私たちは
この共生型高齢者シェアハウスで
訪問介護を提携し、
入居者の在宅生活を支える立場です。
現場の訪問介護事業者として、
「なぜ集団介護ではなく個別ケアなのか」
をお伝えします。
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軽度〜中度中心の理由

このシェアハウスは、
施設ではなく賃貸住宅型の
在宅モデルです。
そのため想定しているのは、
• 要支援
• 要介護1〜2
• 軽度の認知症
• 生活保護受給中の単身高齢者
• 尼崎で低所得のため住まいに困っている方
など、
在宅生活が成立するラインの方が
中心になります。
重度の方が悪いという
意味ではありません。
ただし重度になると、
• 同時間帯に複数名の全面介助
• 夜間の頻回対応
• 医療依存度の高い管理
が必要になり、
設計としては施設型(管理型)
の方が適しているケースが増えます。
この住まいは
「管理する場所」ではなく、
在宅生活を成立させる場所
として設計されています。
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同時間帯に介助を集中させない設計

施設では、
朝・昼・夕の一斉介助が
基本になります。
一方、訪問介護は利用者ごとに
時間を分けて入ります。
• Aさん 8:00~9:00
• Bさん 9:30~10:30
• Cさん 14:00~15:30
というように分散することで、
・流れ作業にならない
・自分の生活リズムを守れる
・「待たされる介護」にならない
という違いが生まれます。
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できること/できないことを明確に

訪問介護は介護保険制度に基づきます。
【できること】
・身体介護(入浴、排泄、更衣、服薬介助)
・生活援助(掃除、洗濯、買い物代行)
・見守り
【できないこと】
・医療行為
・保険対象外のケア
・24時間常駐対応
・同時多人数の一括管理
ここを曖昧にしないことが、
安心につながります。
尼崎で生活保護を
受給している方も、
制度の範囲内で住まいとサービスを
組み立てれば在宅生活は可能です。
ただし
「何でもできる」
とは言いません。
線引きを明確にして支えます。
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施設型との実務的な違い

施設は包括的に管理します。
一方、
シェアハウス型は個別契約型です。
つまり、
・使った分だけ介護保険を利用
・生活保護の方でも保護費内で生活できます
・不要なサービスを抱き合わせにしない
という構造になります。
尼崎で低所得・生活保護の
高齢者の住まいを考えるとき、
「施設しかない」
と決めつけず、
在宅として成立させるという
選択肢が持てます。
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なぜ“個別ケア”なのか

私たち訪問介護事業者が
守りたいのは、
“効率”よりも“生活”です。
集団介護は効率的です。
しかし、
全員に同じ時間と
同じ流れを求めます。
一方で、
尼崎には在宅で暮らしたい
低所得高齢者が多くいます。
年金が少ない、
生活保護を受給している、
身寄りが少ない。
それでも自分の生活リズムを
守りながら
安心なる生活を送りたい
訪問介護は、
一人ひとりの暮らしに合わせて
設計できる介護です。
それが、
私たちが集団介護ではなく
個別ケアを選ぶ理由です。





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